病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

過去のブログはこちら

四月 お母さん食堂のまとめ

4月は7日、14日、21日、28日が実施日でした。
でも、お子さんがICUに入って予断が許さない方がおられたので平日にも差し入れを度々ご持参しました。
食欲がないということで消化のよいバナナやヨーグルトなどを差し入れしました。
4月のお客さんは延べ9人でした。

なるべくお野菜たっぷり目。

f:id:asovo:20180514141447j:imagef:id:asovo:20180514141447j:image

お母さん同士のマッチング

f:id:asovo:20180426003643j:imagef:id:asovo:20180426003653j:imagef:id:asovo:20180426003715j:image

お母さん食堂4月21日(土)客さん3人
メニュー 焼きそば&サラダ2個とワンプレートランチ1個
今日はお母さんが1人食堂にみえて、病院に2個のお弁当を届けました。
なぜ、ふたつのメニューか?
本来は竹の子ごはんの予定でしたが、長く入院されているママにお弁当のリクエストがあって、「やきそば!」が食べたいと。
私は土曜以外、平日にも入院の長いママたちに、簡単な焼きそばとかを差し入れをしているのですが、
それが食べたいと。
でも焼きそばだと手抜きみたいで申し訳ないので卵焼きとウインナー、サラダをたっぷりつけました。
かいわれ、新玉葱、キャベツ、トマト、ニンジン、スナップエンドウの6種類の野菜をぎっしり。
一方、食堂にみえたお母さんには竹の子ごはんと生姜焼きにサラダをたっぷりつけました。
さて、今日は4月7日のお母さんAさん(腎臓病のお子さんの)が見えたので、そのとき、同じ病気のお子さんをもつ経験者の話を聞きたいといわれたので
今日は経験者Bさんを紹介しました。(写真)
Aさんの心配は退院してからのことでした。病院では腎臓病の子どもに合わせた食事がでます。でも、家に帰ったらどんなことに注意してすごすのか?不安で心配だらけ。ガラガラドンは長く活動しているのでときどき、お母さんたちのマッチングをしています。Aさんの悩みは運動の制限とか、集団保育で気をつけることとか、家での食事の制限など、細かくいろいろ聞かれました。
「今日は具体的な情報をいただけて、おいしいごはんも食べられて、とてもとても嬉しかった」とお礼を言われました。
Bさんも「私の体験がお役にたてて嬉しいです」
病院の近くにお母さんたちの交流の場があることはとても大切なことだと思いながら。

お母さん食堂の使命

4月14日、朝8時ライン電話。Tさんから。昨日から容態が悪くなって今朝亡くなったという訃報でした。 「入院経験して、辛いこともありましたけど、いいこともあって。坂上さんとかボランティアさんにお逢いできて、それがとてもうれしかったです。借りていたCDとか、お弁当箱とか、すみませんが病室に取りに来てもらえますか 」
病室に行って、お子さんと対面をして最後のお別れをしました。
お母さんのぬぐってもぬぐっても止まらない涙に涙しながら、「〇っちゃんもママもよくがんばりました」

Tさんは今年から始まった「お母さん食堂 」最初のお客さん。「今子どもが薬で寝ているんで」といい、食堂にもよく来てくれて、お手伝いしていただきながら入院生活のことなど、いろいろお話しをしてくれて、「遠くの親戚より近くの他人って本当てますね、ここで、、ごはん食べて、おしゃべりして
本当に元気になれます」そんなことを言ってくれた。
「土曜でなくても時間の許すとき、遊びに来て下さいね」
だんだんお子さんの病状が悪化。ICUに入った、輸血をした、酸素がはずせなくなった、そういうラインが届くようになって、外に出る時間もなくなると
私は病室まで差し入れに何度かいったりした。
ある日「お弁当も差し入れもいりません。子どもがこんな状況なので食欲がわかなくて、胃が痛くて」
「ママが倒れたら看病も出来ないのよ、無理にでも食べないと」そういってドリンクヨーグルトなど差し入れしたら「人に持ってきてもらうと、無理にでも食べようと思えました。やっぱり食べないとダメですね」
それを聞いて、料理の達人ボランティアが「消化のよいポタージュスープに野菜をすりおろして混ぜてもっていくわよ」って。
そうやって、この日まで私達の行き来は回数にして20日ほどでした。
お母さん食堂は病気のお子さんに付き添うママに栄養だけでない、もっと深い、大事な尊い使命をもつ活動なのだと思いました。(合掌)f:id:asovo:20180415141343j:image

通訳ボランティア李君大活躍!

すごいね!通訳ボランティア大活躍!
2018年4月14日(土)
遊びの時間第5を除く毎週土の14時から15時半
ボランティア11人 遊んだ子ども7人
プレイルーム2人、大部屋2人 個室3人でした。

今日のちょっといい話。
看護師さんに頼まれて入った個室のお嬢さん11歳(小学6年)リーダーが部屋にいくと、女の子は言葉が分からず、お母さんがたどたどしい日本語で対応。
ボランティアが遊びに来たといっても通じなくて、手を振っていらないという動作。
すると造形ボランティアのいっこさんが「見本をみたらやる気になるかも」といって、 きらきら光るビーズやネイルをもって再び女の子のお部屋に。
ところが、いっこさんもすぐに引きかえしてきた。
「女の子っぽい遊びは嫌いなんですって断られたわ、将棋なら出来るって」
ということで別のボランティアが将棋をもっていくと、「将棋が違う」と言われたとかでこれもボツ!
これらは娘さんとお母さんがやりとりし、お母さんが通訳していた。
「何語で会話してたの?」「たぶん韓国語」
「言葉が通じないと本人の意思が伝わらなくて、こまったわね、だったら近所に韓国語の出来る李君がいるから、来てもらおうか」
先週も来てくれた李君にメールをするとたった10分で来てくれた。
李くんが部屋に行って「あれっ?」て顔。そして「ニーハオ」
坂上さん、韓国語でなくて中国語です」
 「あら?ごめん、誰かが韓国語って言ったんで」
「大丈夫、ぼく中国語も出きますから」
といい、おしゃべりするなかで女の子がピアノが好きなことがわかり、李くんはキーボードをい病室に運んでピアノ教室になりました。
お母さんが入院してもう1か月になること、これからまだ半年は入院が続くことなどを
お話ししてくれて、個室にいるので、退屈していて、ぜひこれからも来て下さいと言われました。
すごいね!李くん、英語、韓国語、中国語をあやつり、ピアノまでも弾けるって!
ボランティアのみんなが李君に拍手しました。
実は李君、パパが中国、ママが韓国のハーフです。
彼も6歳のとき、この病院に入院して、その時ガラガラドンの通訳ボランティアに助けられました。その経験からボランティアに登録してくれています。
一緒に遊んだ女の子から「また来てね。来週も来てね。ぜったいに」と言われたそうです。大役ご苦労様!
追伸
「でも坂上さんもすごいなあ、遊ぶの無理かなって思った子どもに適材適所のボランティアを探し出してマッチングするなんて、これぞ、ボランティアの多様性を生かしたコーディネート!坂上さんもかっこいいよ~」😊

年度始め

4月の今頃はいつも走ってる。
今日は朝10時に会計ボランティアの加藤さんがやってきて3つの通帳記入とレシート3月分までパソコンに打ち込み、年間の活動表も記載したりで、加藤さんが帰ったのは午後5時すぎ。ありがとう!すみません。こき使って。
会計の打ち込みはおわっても都庁に出すにはこれを活動計算書とか貸借対照表とかに移すのでそれは
別の会計がこれからやってくる。

この間、助成金の報告書を2つ出す方と、申請する方もあって、今日までに出さないとならない書類もあって、新規の通帳を取りに新宿の銀行にいったり、途中でインク切れのインクを買ったり、大急ぎでもどって、印刷待ちの書類を印刷し、あら、忘れてた、と急ぎの手紙の返事を出してないのに気がつき、きたない字で書いて、またポストに走ったり、
メールも今日だけで何通やりとりしたか、朝6時から出勤してパソコンに座って今6時半なのに、まだ書類が片付かない。
「よく働いたているね」と自分で自分をほめている。でもこれは大勢のボランティアの協力のおかげ。

f:id:asovo:20180409183135j:image