病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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大好き!ダンボール遊び

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ボランティア7人 遊んだ子ども5人

大部屋2人、クリーンルーム1人、クリーンルームの専用廊下で2人の子どもと遊びました。

ボランティアがナースセンターで手洗いをしていると、「待ってたんだよ、早く、早く」と二人の坊やが
呼びに来ました。
看護師さんも「朝から待ってたんですよ。60数えたら来るよといったら、60を数えて待っていたんですよ」と。
そんな嬉しいことを聞いて、ボランティアもハッスル!
2人の坊やはクリーンルームがお部屋のため、廊下やプレイルームには出られません。
お部屋の前の専用廊下にマットを敷いて遊びました。
子どもたちの希望で段ボール遊びをしました。
今日は造形教室の先生、イッコさんがいらしたので、病院地下のセブンイレブンで子どもがすっぽり入るくらいの段ボールを2つもらってきて1人の坊やはお家を作りました。もう一人はロボットをつくりました。
お家作りは窓を開けて顏を出したり、ロボット君も穴をあけて腕を通したり、顔が出せるように工夫しました。
それぞれ絵の具やマジックで段ボールに絵を描いたり、塗ったりして盛り上がり、うるさいほどでした。
「今日のボランティアはどうでしたか?」「とっても楽しかったので僕からお礼をします」
坊やは白い帽子を被って、コックさんに変身し、「おいしい料理を作りました。食べてください」
「これは何ですか?」「卵焼きです。ハンバーグです」とそれぞれのボランティアの手に乗せてくれました。
「また来週も来てね」と言いながら・・・かわいい子どもたちと遊べてボランティアも楽しい楽しい時間でした。

2018年10月の「お母さん食堂」ご利用

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10月は土曜と火曜で7日開店、利用者は20人でした。
一番長い方で昨年9月に入院、短い方でもこの7月に入院です。土曜はオカズたくさん200円。火曜は簡単ランチ100円でご提供。時々ただの差し入れも。
火曜5回10人(10/2 10/9 10/16 10/23 10/30)
土曜2回10人 (10/13 10/27 )

現在ご利用の方は一番長い方で昨年9月、短い方でもこの7月に入院の方です。
ほとんどの方が小児がんや重い心臓病を抱え高度医療を必要とされる方で、乳幼児を看病されるお母さんたちにです。
食堂が土曜なので、行事や出張のため休みになることもあり平日にも簡単なランチをお運びしてます。
そんなお母さんたちからお弁当のお届けながら様々なSOSが飛び込んできます。
ご家族の背景、きょうだいへの心配ごと、ご自分の体調、子どもの病状への不安。
手紙の方は妊娠中に3歳のお子さんに付き添って数ヶ月になる方で、来週いよいよ出産のため、パパと付き添いが交代されると。妊娠中でも、24時間カーテンで仕切られた共同部屋に付き添う身重なママのこれまでの心労ははかりしれません。

食堂を通して、セッパつまった家族に出会いながら、入院中の子育て支援の貧しさを嘆くだけではなく、マスコミに訴えたり、国に働きかける行動が必要かと、思う日々です。

入院している子ども全員と遊びました!

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2018/10/27 土曜13:30-16:30
ボランティア10人 遊んだ子ども10人

今日は個室4人、プレイルーム5人、大部屋1人でした。ボランティアと子ども10対10で。
病室は27床だが、この日は空きが多く、入院児は10人。ということは、入院中の全ての子どもと遊んだってことか。
こんなことは滅多にない。ボランティアがすくなかったり、遊べる子どもがいなかったりで、お互いのバランスがうまくいかない日が多い中、こんな日もありました❤️

 

 

お母さん食堂 2018/10/27 土曜

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お弁当6人から注文がありました。
1人は4月に退院されてまた入院してきたお子さんのお母さんでした。
「ご無沙汰してます、もし、まだお母さん食堂やっていたらお願いします」
「やってますよー」
「〇〇君、いかがですか?」
「今回はICUにしばらくいて、やっとこっちに移ってこれたんです。」
「もう18になるので、小児病棟ではみてもらえなくてもうここの病院には入院できなくなるんです。でも、小さいときからここでお世話になっているんで、よそに行ってと言わといわれても、なかなか転院も難しくて」そんなことを言いました。家に残した妹のことも心配で」などとも。
お母さんはお弁当を届けた立ち話の、短い時間にたくさんのなやみをお話しくださいました。どれも深刻で。
そしてこんなラインが。
👩 先ほどはお弁当をご馳走様でした!"山菜おこわ"は市販のものに比べて優しい味に油っこくないおかずの秋の風味たっぷり弁当に仕上がって本当に美味しくいただきました☺️☺️可愛いりすさんのカードに癒されて、子どもと遊んでいます。

👵今日はおこわを作りました。昨夜からもち米をつけて、朝から蒸し器で。毎回心をこめてお届けしています。

「小児医療施設ボランティアコーディネーターの会」初の会合

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日時:2018年10月20日(土)
会場:神奈川県立こども医療センター
参加小児医療施設16施設
宮城県立こども病院・自治医科大学 とちぎ子ども医療センター・群馬県立小児医療センター・埼玉県立小児医療センター・千葉県こども病院・神奈川県立こども医療センター・静岡県立こども病院・あいち小児保健医療総合センター・大阪府立病院機構大阪府立母子総合医療センター・四国こどもとおとなの医療センター・福岡市立こども病院・沖縄県立南部医療センターこども医療センター・慶應義塾大学病院・順天堂医院・国立国際医療研究センター国立がんセンター中央病院・この他療育施設のコーディネーター及びボランティアの方、約60人がご参加くださいました。

会の立上げは昨年カナダのトロントのこども病院を視察したコーディネーターら7人でした。自分の病院の調整だけで精一杯だけど、よそを知ることが大事だと。今回は新たに10施設のコーディネーターやボランティア窓口の職員が参加され、「こんな会が欲しかった」と登録され、一気に倍になりました。
子どもの病院にはボランティアはとても大切な存在です。この会を通してボランティアコーディネーターのスキルを高め、ボランティアが働きやすい環境を考えていきたいと思っています。
(キリン福祉財団助成事業)