病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

過去のブログはこちら

大学でゲストスピーカー

f:id:asovo:20191204111511j:imagef:id:asovo:20191204111531j:imagef:id:asovo:20191204111547j:image
2019/12/3
明治学院大学社会学社会福祉学科「医療福祉論」

今日は「入院児の子育て支援」をテーマで母校で話しをしてきました。子どもが入院すると、どんな困難があるでしょう。それが小児がんなど、高度な治療が必要で長く入院する場合、病院は生活の場になります。保育.教育も必要です。保育士も学校の先生も関わります。それでもまだ足りないものは?
そんな語りから「入院児の子育て支援」を考えてもらいました。将来病院のソーシャルワーカーなど目指している学生さんたちです。神奈川子ども医療センターのボランティアコーディネーターの加藤悦與さんとペアで報告しました。
医療福祉を学ぶ若い学生さんたちがこうした問題に関心をもってくださるなら、病院も変わっていくんだろうなと思います。

学生さんたちの感想✏️

✏️4才、小5、中3と入院をしたとき、私もボランティアさんに遊んでもらったことがあります。母が来るまでの一人で寂しい時間を一緒に過ごしてくれました。ビーズや折り紙で遊んだことを覚えています。
✏️授業の冒頭でボランティアと遊ぶ子どものDVDを見て、とても明るい表情をして楽しそうにしているのが印象的であった。
✏️夏期休暇中にきょうだい児支援の講演を聞いて、きょうだい児の支援の必要性を知った。けれど、今日の話を聞いたら長引く入院の場合、家族全体を支援していく必要があり、家族の誰か1人だけに重きを置くという支援では不充分なのだと思った。
✏️座学だけではわからない事だと思います。経験することが重要だと思いました。
✏️病気の子どもの遊びのボランティアと聞いて、入院している子どもたちのためと漠然と考えていたが、同時に親のための支援になっているということが分かった。
✏️小さな子どもが入院してしまうと、親は子どもから離れられず、付きっきりになってしまう。重い病気になればなるほどそうであると思うし、そのストレスを発散できる時間や場所を作らないと、爆発してしまうのかなと思った。患者の家族に対する支援も視野に入れることが重要であると改めて実感した。
✏️子どもに付きっきりで、カロリーメイトで1日を済ますお母さんもいると聞いた。少しでも栄養や休息の時間を作る手助けをするという「お母さん食堂」活動は非常に素晴らしいと思った
✏️ボランティアが病院を変えるという話が出て来たがボランティアの存在は、入院患者たちの生活にいい刺激を与えているのだと感じた。
✏️お話しの中に62人泣いていた子どもがボランティアが抱くと全員泣き止んだとありました。経験したからわかりますが、本当に一人でいる孤独から抜け出せる、誰かがそばに居てくれるというのは嬉しいものでした。
✏️今日の話を聞いて、病院ボランティアに興味が湧きました。             
✏️病院にボランティアコーディネーターがいることを初めて知った。確かに病院は激務なイメージがあるので、言ってしまえば看護師や医師にとって畑違いなボランティアのコーディネートは難しいし、後回しになってしまうのは納得してしまう部分がある。今後、療育環境の充実のために、ボランティアコーディネーターは欠かせないと思う。
✏️ 子どもの治療というものは、病気を治すことが第一かもしれませんが「遊び」や「楽しみ」も必要な薬なんだと、ボランティアコーディネーターの話も含めて思いました。本日の授業を受けられて良かったです。
✏️ボランティア活動はコーディネーターの人が居て、当事者もボランティアも気持ち良く目的をもって活動できるように調整しているのだと分かった。これからその存在も一緒に広まっていくと良いなと感じた。 
✏️今回のお話しで一番驚いたことは、海外のボランティアの待遇だ。職員の方より良い駐車場が用意されていたり、食事が無料で提供されていたりと、日本では受けたことのないサービスで海外と日本のボランティアに対する考え方や重要性の違いを感じた。

プロボノ「ONE DAYワークショップ」に参加して

f:id:asovo:20191201085252j:imagef:id:asovo:20191201085304j:imagef:id:asovo:20191201085323j:image2019/11/30

皆さんはサービスグラントをご存知ですか?
ここは世の中をよくしたいと活動する団体や自治体を応援するNPO法人です。
プロボノ」といって、専門的スキルをもつプロフェッショナルな人が登録して、団体の弱いところを
応援してくれるボランティアがいます。弱小のNPOにはとても心強い存在です。
うちの場合、いつも「貧乏」という課題をかかえています。
今回は資金調達のノウハウで助言いただきました。
たとえば介護保険事務所とか、子育て支援センターなどは国や自治体から助成金がでます。
けれどもうちの場合、高度医療の病院に入院する親子が利用者で新宿区民でないため(ほとんど地方や別の区の方で)自治体から助成金はまったくでません。
ではどうやったらNPOが生き残れるか?難しいところです。
そこにサービスグラントは知恵を貸してくださる。
たとえば、企業をまわって寄付をお願いするとしますね。でも、どこの企業にいけばいいのか?門前払いをくわされないか?なかなか寄付を下さいと門を叩くのは勇気がいります。
そういうことに営業のプロが助言をしてくださるのです。今回はガラガラドンから6人のボランティアが参加しました。会場は青山にあるCSLベーリング株式会(製薬会社)で医療に関わる社員の皆さんからたくさんの知恵をいただきました。
サービスグラントさん、CSLベーリング株式会の皆様
ありがとうございました。
さっそく営業にいかなくては!!

シチューに愛をこめて

f:id:asovo:20191129141222j:imagef:id:asovo:20191129141233j:imagef:id:asovo:20191129141242j:image

お母さん食堂2019/11/29
今日は手袋が欲しいような気温でした。
「今夜は〜今夜は〜ハウスシチュー♫」を作りました。野菜とエビやホタテなど、魚介類をたっぷりいれて、スープジャーに詰め替えて。
お味はナイス?だと思います。

社会貢献支援財団の奨励賞受賞のニュースではお母さんたちからおめでとうと声をかけていただきました。いやいや、これってお母さんたちを応援する賞なんです。
食堂も手探りで始めて2年ほどになりますとこの間、いろいろなお母さんたちに出会いました。
特に高度医療を頼って遠方からみえる方が厳しいと感じています。近所に知り合いも家族もいらっしゃらない中で、24時間、お子さんの付き添う、そんな方にとってこの食堂はお母さんの健康を守るとても大切な事業になっていると感じています。奨励賞をそんなお母さんたちとために、しっかり使いたいです。

日本財団「奨励賞」を受賞しました。

f:id:asovo:20191125161847j:imagef:id:asovo:20191125161900j:image
2019/11/25
今日は日本財団による「社会貢献者賞」の表彰式が日比谷の帝国ホテルで開催されました。
今年は人命救助と福祉功労者、併せて40人が受賞されました。
私がいただいた「奨励賞」はこれと別に、過去の受賞者からこれぞ!という活動をしている人を一人選び、表彰されます。(2010年に受賞)
財団の会長の安倍昭恵さんより目録をいただきました。ボランティアたちと喜びを共有したいと思います。

カトリック高輪教会クリスマスバザー

f:id:asovo:20191125085600j:imagef:id:asovo:20191125085612j:imagef:id:asovo:20191125085625j:image
2019/11/24
クリスマスバザーがミサの後にありました。朝から雨のため、バザー会場は室内でお花屋さんは廊下でした。ところせましと、品物や食べ物、飲み物が出回り賑やかでした。
今年は6団体にバザーの売り上げが寄付されます。そのうちのひとつに今年も選ばれました。カトリック教会のみなさまのご厚意に感謝し、お祈りいたします。

 

みんなの愛が詰まったお弁当

f:id:asovo:20191123115529j:imagef:id:asovo:20191123115546j:imagef:id:asovo:20191123115602j:image2019/11/22お母さん食堂
みなさんからいただいた食材紹介します。
お米は秋田の農家の小松さん、ブロッコリーにまぶした塩はフランス産の粗塩でオリーブオイルで合わせました。お塩は賛助会員のみさちゃんから。
長芋は北海道の遠藤さんからでフライパンで焼いて鳥ひき肉のあんかけにしてみました。
りんごは長野子ども病院の元ボランティアさんからでうさぎにカットして入れました。うさぎが入るだけで、彩りがかわいくなりますね。
しいたけをのせたハンバーグはお母さん食堂ボランティアの関根さんの差し入れです。

このお弁当に味噌汁をつけて、国立国立医療センターと東大と2つの病院の付き添いのお母さんたち3人にお運びしました。
昨日は冷たい雨でした。そんななか、東大病院まで(都営大江戸線本郷三丁目駅)お弁当を運んでくださるシルバーパスをもつボランティアさんも現れました。ひとつのお弁当にたくさんの💗ぎっしり!
みなさんありがとうございます。

お母さん食堂食材の寄付

f:id:asovo:20191121144607j:imagef:id:asovo:20191121144622j:imagef:id:asovo:20191121144654j:image
お母さん食堂にはいろいろ食材のご寄付が届きます。
今回は北海道から長芋が届きました。元患者さんのママからです。
この他季節の果物、お米、醤油、味噌などいろいろな方からご支援いただいています。付き添いのお母さんたちに新鮮なうちにお届けさせていただいています。