病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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お母さん食堂を利用されたママからの投稿

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今年の8月から毎週、美味しいお弁当を頂いています。食欲がなくても、不思議とお母さん食堂のお弁当は全部食べられます。自分では無い誰かが“私の為に食事を作ってくれる”ことは、“私のことを大切に思ってくれる人がいる”ことだと思います。
母になると、つい自分のことは後回しになります。病児となれば、尚更です。だから、お母さん食堂のお弁当を食べると、私自身も大切にして貰えると思えるのです。次男が発症したのは、生後9ヶ月。慣らし保育も終わり、仕事に復帰しようとしたゴールデンウィーク明けでした。突然、小さな命が消えそうになる恐怖に襲われました。幸い、何とか命を取り留めて、そして長い闘病生活が始まりました。
 3歳になった今でも入退院を繰り返しています。24時間家族の付き添いが必須な時期もありましたが、今はきょうだい達(5歳と1歳)を保育園に預けている間に面会に行きます。普段は自分で作ったお弁当を持って行きますが、お母さん食堂の日は、お弁当を持たない分補充用の洗剤やオムツなど重い物を持って行く日にしています。
 お弁当は病室まで届けてくださいます。子どもの様子を気遣いながら、私の話しを聞いてくださいます。勇気づけられたり、アイディアを頂いたりして、とても楽しい時間です。また、お弁当と一緒におかずを多めに作って持たせてくださいます。家に帰ってから、少しでもきょうだい達と過ごす時間が長く取れるようにと。
温かい心遣いが、心に染みます。子どもが病気になって一番困ることは、何でしょうか?
私達は、経済的に困窮しました。それまで共働きだったので、収入が減りました。育休が明けてこれからと言うタイミングだったので、蓄えが充分ではありませんでした。そして、何より保険に入っていませんでした。公費入院費は免除されますが、病児の食費、洗濯代、面会の交通費、付き添いの食費など想定以上に出費があります。その中で、削れるのは付き添いの食費です。出来るだけ安い食事を病児の様子を気遣いながら、掻き込むようにして食べます。時には、食べることを諦めることもあります。子どもが欲しがらないように隠れて食べることもあります。安く済ませる食事は、栄養が偏ります。長く続けば続くほど、食事の楽しみが無くなります。
病院は付き添いを前提に作られていないため環境整備が充分とは言えません。大部屋ともなればカーテン一枚で仕切られた狭い空間は、プライバシーがなく、共用のシャワールームでの入浴や狭く硬いベッドでの睡眠で、体調を崩してしまう方もいました。
 そんな中で1食2百円という安価で、いろどり豊かな季節感あふれたお弁当が届くのです。手間のかかる栗おこわのときは感激しました。こうした思いやりあるお母さん食堂がどこの病院にもあれば、付き添いの苦労は軽減されると思います。お母さんが元気で笑顔でいる方が子どもも嬉しいと思います

認定NPO法人病気の子ども支援ネット遊びのボランティア発行「いたいのいたいの飛んでけ通信」はホームページからお読みいただけます。

今年最後のお母さん食堂

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今日は東大と女子医大へ6つのお弁当をお届けしてきました。
毎週末の「お母さん食堂」は年末年始も病院にいらっしゃるママたちのため、おやすみ無しでお届けします。
今日はお手伝いボランティアもいなくて、1人で奮闘したので、カレーにしました。
でも具材はシーフードたっぷり、とても贅沢なのよ!
よいお年をお迎えくださいますよう。🎍

クリスマス会

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4人のお子様を天国に見送られたお母さんたちがお越しくださいました。
3人のボランティアが手作りの料理でおもてなしをしました。
ハウスグランマは「病院近くのおばあちゃんち」
お母さんたちの大切な場になっています。

 

メニュー(魚介類のピラフ、ジャガイモサラダ、コーンスープ、焼き豚、ズッキーニとトマトサラダ、シュトーレン、ほかトッピング後で☕️デザートも)

百均のクリスマスプレゼント交換

盛り上がりました。

手術の無事を祈ります🙏

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「お母さん食堂」を利用されているママから「朝8時に手術室に入りました」と連絡があり、かけつけた三人のご家族分のランチをお作りしました。
夜「無事、子どもの手術が終わり、ICUに移りました、ごはんがとても美味しかったです」とラインをいただきました。

クリスマスステンシル遊び

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2019.12.7(土)
ガラガラドン 🎄ステンシル遊び
ボランティア12人 遊んだ子ども3人

今日は12人のボランティアに対して遊べるお子さんが3人だけでしした。
アートボランティアの山内郁子さんとステンシルでクリスマスツリーを作りました。(写真)

👦プレイルームでは、1歳坊やがお母さんといました。お母さんがお膝に抱っこして、ステンシルをしました。スポンジで模様をつけたりシールを貼ったりして、坊やとお母さんの共同作業で作りました。

👶個室の赤ちゃんは、お父さんが赤ちゃんを片手に抱っこしたまま、片手で塗ったり模様をつけて完成させました。

👧個室の小学生女子は利き手を包帯でつっていたのですが、利き手ではないほうの手を器用に動かして、丁寧に色を塗ったり模様をつけました。
「パパ、撮ってる?」と言い、楽しそうな笑顔を、お父さんも「よかったねー」と嬉しそうなご様子でずっと動画に撮っていらっしゃいました。
女の子がステンシルをしているのを、ボランティアたちが取り囲んで見守り、それも嬉しかったみたいです。

クリスマスの素敵な飾りが出来て、皆さんとても喜ばれました。

ステンシルの後、1歳の坊やとママとボランティアはプレイルームのおもちゃで遊びました。終わりのころにはボランティアになつき、ママは廊下のソファで休んでおられました。終了の時間にプレイルームにママが戻って来ると、坊やはママを指差して、はっきり「ママ!」と声に出しました。
それは、初めて発した言葉だったとか!ママは驚いて感動されていました。
ボランティアたちは初「ママ!」に思わず拍手。
「初めての発語」の大切な瞬間に遭遇したのは、ボランティアにとっても嬉しい時間でした。
報告 第1週リーダー さとうみどり
(写真撮影はご家族に了解をいただきました)

祝 退院!

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2019/12/6


夏から入院されていた坊やが今週末退院予定です。
この間、痩せていたお顔がふっくらして、ごはんもよく食べるようになり、安心していた矢先の嬉しいニュース。
毎週電車で5駅先の東大病院のある「本郷三丁目」までお届けしておりました。
今日はお赤飯を炊いてお届けしました。