病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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あけましておめでとうございます

2010年1月6日(水)

2010年、遊びのボランティアスタートはA君(前回紹介した小5男子)の訪問。

二人のボランティアと午後1時から3時まで遊んできました。

10月に入院してから久しぶりに正月をはさんで帰宅できたA君。めずらしく饒舌でご機嫌でした。

「お正月どうだった?」

「初日の出、見に行ったんだ」

「どこに?」

「横浜。それから初詣にもいったよ」

「お年玉もらった?」

「うん。お父さんとお母さんとお母さんの友達からも。○万円」

「すごい!!お金持ち~」

「ウッフッフ」

今日は点滴もなく、個室を出られ久しぶりのプレイルーム。

遊んだゲームはブロックスという陣取りゲーム。

2人のボランティアと一緒に3人でゲーム

画像

A君は1年生で白血病で入院。5年生で再発の入院で前に遊んだボランティアに親しみを感じてくれています。

今日はめずらしく病気のことやいろいろな話をしてくれました。

「病院で一番いやなことは髄注。抗がん剤の薬は吐き気がくるしいけど、それよりいやだな」

「背中のマルクより辛いんだ。準備している間も怖い。それがすむとほっとする」

抗がん剤の治療を始めるときは必ずするから2,3週間おきに髄注があるよ」

「採血とか注射はそれにくらべたらぜんぜん我慢できるよ」

そんなことを言いました。

ボランティアはそれを聞いてどんなに子どもたちが厳しい治療に耐えているかがわかり、「ほんとうにえらいなあ。よくがんばっているね」とたくさん褒めてあげました。

子どもとじっくり関わって遊ぶボランティア、笑ったり、愚痴を聞いたり、君を大切に思っているよとメッセージを遊びで伝えるのが遊びのボランティアです。(坂)