病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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永田町に行ってきました。

2010/01/28

 NPO民主党が集う会が永田町であり、参加してきました。

新しい公共」づくりを目指した市民と民主党の政策形成プロジェクト」第一回。

民主党本部で議員さんと政策について話すなんて機会は普通、なかなかないんでちょっとミーハーな気分も。

民主党本部はとても小さなビルで、会場は100人入れるか?満席でした。

NPOから4団体の報告がありました。

内容は「NPOをめぐる制度・税制の在り方について~現状と課題・制度提案」。

つまり、NPO法人はこの10年で4万近くに増えていて、行政の手が届きにくい福祉のすきまをフットワークよく動き、重宝な存在となって急成長している。ではあるけれど財政の後押しがなくてあんまりだ。制度を使いやすく、しっかりさせて!ということが陳情内容。改革連絡会からは要望書が提出されました

議員さんたちも「前向きに検討します」というお返事。驚いたのは22人もの議員さんが参加されたこと。中には実際NPOでボランティアをしていたという議員さんもいらっしゃいました。後ろにマスコミ報道陣もカメラを構えており、会場は熱い空気。

残念ながら時間は15:00~16:30の1時間半。とても議論の余地はありませんでした。

私たちもNPOを立ち上げて3年。NPOのかかえる課題にこの間、正面からぶつかってきました。市民の善意を集め、動かす仕組みがNPOの力。なので最低事務局を動かす人件費が必要です。でも「病院の子は新宿区の子だけではない」ということで区からも協力を得られず、また患者さんはロシアや韓国、中国、外国から来る子供もいて、国内だけではありません。行政の応援が受けられず、立ち上げ当時は不慣れな煩雑な仕事に振り回され、NPOに殺されるんじゃないかという怖い思いもしました。でもどこのNPOも大なり小なり、そういう問題を抱えてきたことがわかりました。会社と同じ。よい商品を作ったら信用がついて発展するように、NPOも時間はかかりますが、社会に必要とされる活動はいろいろな人に支えられて発展していくということを最近は実感しています。何よりの証拠はこの10年にゼロから4万ものNPOが立ち上がったこと。

「日本もすてたもんじゃないなあ」と思いながら北風が身にしみる永田町を後にしました。(理事長さかうえ)