病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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ボランティア活動記録より

○月○日土曜  個室 山辺 (東京大学大学院)

4歳の女の子 インフルエンザでしばらく隔離。久しぶりに遊べる元気が出てきたということでした。おもちゃをもって病室にいくと、ちょっと人見知り。でも人にはとても興味があるようでボランティアの名前を恥ずかしそうに聞いてくれました。少し照れながらも自分のことも「ピンク色が好きなの」とか、「いちごが好き」とかだんだんに打ち解けて話してくれました。

くろひげ危機一髪のおもちゃを見せるとあまり気がのらないようでした。それで今は遊びたくないのかなと思っていると小さな声で「おままごとがしたい」と伝えてくれました。お母さんが付き添っていたのでお母さんに甘えながらも少しづつボランティアとも打ち解けることができ、私たちをおままごとに加えてくれました。お母さんが「お買いものに行ってもいい?」と聞くと、もう遊びに夢中で、お出かけしても平気でボランティアと一緒に遊びました。お母様に「ありがとうございます」とお礼を言われました。

○月○日平日13時から   クリーンルーム 庄子、服部(どちらも早稲田大学学生) 

 5年生男子。抵抗力がないのでクリーンルームでした。具合は特に悪そうではなかったので、もっていったゲームでずっと遊んでいました。オセロ、ウノ、ペンタゴン、頭を使うゲームでしたが、そういうゲームが得意なので、集中していました。途中少し咳がでたので、やすみ、やすみ遊びました。ボランティアと遊ぶのを楽しみにしてくれてまっていてくれたので、はじめての私たちも入りやすかったです。

○月○日土曜  プレイルーム 森川(会社員)  

 4歳女子。1時間半、遊びました。シルバニアファミリーで遊びました。人形遊びをしながら「夜が寂しいの」とか「学校で入院している友達に手紙を書こうか」など自分の思いを反映した言動が多かったです。最後にお片づけを促すと「せっかくよい雰囲気だったのに...。」と言ってくれて、お別れを惜しんでくれました。

「今日退院するんだ」と嬉しそうに話してくれました。「でも、また、来るからね!」とも言っていました。一緒に楽しい時間を過ごせて私も嬉しかった。

○月○日土曜  プレイルーム 能瀬 (上智社会福祉専門学校学生)

 5年生男子。プレイルームでオセロや黒ひげ危機一髪など誘って一緒にやりました。笛を吹いたり、鉄琴をしました。何をするにも積極的で一緒に遊んだ私が楽しかったです。

○月○日平日午後3時から   宮島(東洋英和女学院学生)

1歳半女子。 面会時間に遊びました。土曜に遊んだときはとても元気でしたが、今日はあまり表情がなく、目も余り合わず、どうしようかと思いました。だんだんに笑ったり、悔しそうな顔をするようになりました。私の服や顔に興味をもち、触っては笑ったり、真剣な顔になったりしました。隣のベッドのお母さんに話しかけられるとそれも嬉しそうでした。最後は、眠そうなのに、まだまだ!といった表情になって、遊びたがりました。女子はこれから乳児院に空きがあれば入るそうです。それまで、これからも遊びにきます

○月○日土曜  クリーンルーム 小川 (養護学校教員)

7歳男子。割り箸鉄砲で遊びたいとリクエストがあり、持って行くととても喜んで、「これ、欲しい」と言うので、リーダーに確認しました。OKがでたので差し上げたたら、とても嬉しそうでした。「割り箸鉄砲に色を塗ったりして○くんだけのオリジナルな鉄砲にしたら?」と誘うと、のってきて、黒いマジックで色をつけました。とても楽しそうにしていましたが、途中疲れたのか交代したがりました。交代で色を塗りながら学校や兄弟の話をしました。「この鉄砲をあげるよー。」と私が言うと「ここはいい病院だなあ。」と嬉しそうにいいました。

○月○日土曜 プレイルーム 岡部(主婦)

8か月のあかちゃん。ママと一緒にプレイルームに来ました。大きな子たちが遊ぶのに圧倒されていましたがだんだんになれて、おもちゃに手を伸ばして笑顔も出てきました。おもちゃより、周りで動く子どもたちに興味をしめしていました。私がだっこしても喜んで、そのうち膝の上でうとうとして眠ってしまいました。お母さんはその間お出かけしていて「今日はとても助かりました」とお礼を言われました。