病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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社会貢献賞をいただいて

2010年11月16日(火) この日、坂上和子が公益財団法人社会貢献財団から日本財団賞を頂きました。1991年から19年間病気の親子の支援に従事したことが表彰されました。
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表彰式は赤坂のANAコンチネンタルホテル。受賞者は人命救助、福祉に従事された方々、海の環境問題などに取り組んだ方々50人。いろいろな方の貢献を知り、考えさせられました。 「線路におちた女性を迫る電車を背景にレールのくぼみに移動させ、電車はその上を通過して止まったが女性は一命を取りとめた」、「火事で家がもえ、ベランダから助けを求める4人家族に脚立を立てかけて救った」「煙があがっている家に入って老女をまず救出し、燃えている石油ストーブを引きずりだして延焼中の火を消し止めた」、「駅のホームで父母の名を呼んで激しく泣く幼児をみて不審に思い、連れていた男を駅員に通報して幼児誘拐が未然に防いだ」、「海でおぼれた子をなりふりかまわず飛び込んで助けた」など、とっさに体が動いて救助にあたった方の話はすごいな!と思いました。 社会貢献部門では30年、40年と地道な活動が目立ち70歳以上の高齢の方が多く、中には92歳の男性もおられました。 国内だけではありません。「カンボジアでたった8歳の女の子が児童買春をさせられている現実を知って現地に親たちが子どもを売らずにすむように、就労の場を作った」、「日本大使館の医務官を辞めてスーダンで医療活動をする医師」、「ニジェールで私費を投じて病院を作り、診療する医師」なども。 遠く沖縄から北海道、海外ではニジェールスーダン、アメリカなどからも一時帰国して参加。そのため前日からホテルに一泊、翌日そろって受賞式に臨み祝賀会には友人や関係者もお招きして500人近い関係者が杯をかわしました。大勢の方々から熱い拍手、そして1人50万円の副賞、ホテル一泊、交通費まで支給され、たいへんなおもてなしです。世の中、暗く悪いニュースの多い中で、このような方々に出会えたこと、そしてその中に自分も入れていただけてびっくり。さらにこのような市井の小さな働きに光をあて、ねぎらって下さる太っ腹な財団にもびっくりしました。授賞式で隣の席の方が「まさか、こんなご褒美をいただけるなんてねえ」。 坂上和子記