病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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市民の力、企業の力

4月25日 東京都中央区日本橋 武田薬品工業株式会社にて

 東京で長期療養の子どもたちを支援する企業とNPOの交流会が開かれました。この助成プログラムは、「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」といって武田薬品市民社会創造ファンドと共同で2009年から始めたものです。病気の子ども支援ネットも2年間にわたり助成をいただいております。

企業・団体の助成はほとんど公募型で、このプログラムのように計画型というか対話型というか、NPOの事業についていろいろ事前に話し合って、助成をきめるというユニークな支援です。応募用紙に申請理由を書くだけでは事業の肝心なところを理解していただけないというもどかしさがありました。このプログラムではファンドの方が何回も足を運んで、疑問点をとことん話し合い、アドバイスをいただきました。

この日も参加者から運営上の悩みや要望がたくさん出ました。私たちには、こんなに意義ある事業をしているという自負があっても、なかなか理解してもらえないじれったさがつきまといます。企業側だけでなく市民創造ファンドのような団体が加わった偏らない評価するシステムが、企業と市民の永続的なかけはしになっていることを心強く思いました。(萬)