病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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新しい子どもの平日訪問がはじまりました

2011年12月26日(月) A子ちゃん(小6)は11月に入院してきました。今ようやく1カ月がたったところです。 平日のボランティア訪問は今月から始まりました。 A子ちゃんは3年前にも入院していました。 入院が決まったその日に「またお世話になりますが、よろしくお願いします。今度も長くなりそうです」というお母さんからメールがきました。長く入院する子どもには小学生に訪問教育があります。週3回訪問の先生が来てくれます。ボランティアは先生の来ない日に遊びにいくように調整します。 あいにく12月22日~翌1月9日まで学校は冬休み。時々A子ちゃんから「ひまだよう」とメールもきます。ボランティアコーディネーターは今年末年始でなかなか人の応募が難しいところですが、週2、3回、ふたりずつで訪問。日曜を問わず、年末年始、お正月も応援します。 12月26日(月)に訪問したときも、点滴をいっぱいつけながらA子ちゃんは笑顔をたくさん見せてくれました。  写真はA子ちゃんについている点滴
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12月26日(月)の記録より 時間12:30~14:00 訪問 村上 坂上 今日は、駒と本を何冊か持ってA子ちゃんに会いに行きました。 坂上さんが駒を回してみせました。この駒はひもをひっぱるだけで回ります。そして床の上をしばらく回り、途中で上下がひっくり返るちょっと変わった駒です。坂上さんが見本を見せました。病室の中は意外と障害物が多くて、うまくひっくり返ってくれません。A子ちゃんも何度か挑戦しましたがひもを手離すときちょっとコツがいるので、ひっくり返ってくれるところまではいきませんでした。ひもを手放すタイミングが難しいと言いました。続いて坂上さんのバッグからでてきたのは、これまたちょっと変わった絵本。フランスから贈られてきたフランス語の絵本。なので物語の内容はわかりません。変わっているのは各ページの絵がパズルになっていることです。A子ちゃんは興味津々で最初のページのパズルを始めました。フランス語の絵本なのでパズルが出来上がっても話の内容がわかりませんが。つぎにA子ちゃんが持っているディズニーの300ピースのパズルをくずして一から始めました。まず端のピースを集めて、合わせ始めます。さすがパズルが得意です。3回目とはいえ、あっという間に端のピースがきれいに出来上がりました。あっという間に90分がたって、帰る時間となり、最後までパズルを一緒にすることができませんでした。A子ちゃんも「もう時間?」と帰りを惜しんでくれました。今日が私は今年最後のボランティアでした。来年もA子ちゃん楽しい時間を過ごしたいと思っています。 遊びのボランティア村上 (福祉学科学生・保育園アルバイト) A子ちゃんが喜んだ駒のおもちゃ
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