病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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命日訪問 ふみ君

2013年2月24日(日曜)  訪問  堀江 安部 宮崎 山本 坂上 今月は村上さんの息子さん(ふみ君)が天国に召されて5年になります。ガラガラドンのメンバーがお花をもって訪問しました。村上さんの息子さん、ふみ君は脳腫瘍のため、2008年2月に亡くなりました。その後、村上さんは縁あってガラガラドンに来てくださいました。この間、通信制の大学で社会福祉を学び、この春めでたく卒業。ガラガラドンには重い病気で治療を受けている患者家族がいますが、村上さんはそのような親子の力になって、支えてくださる力強い存在です。ガラガラドンではこうした子どもを亡くすという厳しい体験がありながら、ボランティア活動を通して支えあう姿があります。 一緒に訪問したみなさんの声を紹介します。 保育士・社会福祉士 坂上和子 ふみ君を囲んでガラガラドンのみなさん
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ふみ君のアルバムを見ながら思い出を語るボランティアと村上さん
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★初めまして、ふみくん♪ キラキラして優しい笑顔、とっても可愛い!『ふみくんの好きなお料理』が並んだテーブルを前に一同感嘆の 声。パパさんの手料理素晴らしかったです。 とってもおいしいお料理をいただいてると、ふみくんの幸せそうに ほおばっている姿が浮かんでくるようでした。ふみくんの小さいころからのお写真、思い出の品々、お友達からの メッセージを見せていただいて、ふみくんがしっかりと歩んだ時間 が感じられ胸がいっぱいになりました。ふみくんが選んだステキなママに出会えたことにも感謝です。ありがとう。阿部K 主婦 (2011年5月に7歳娘帰天) ★村上さん、日曜日はありがとうございました。あまりにも楽しい時間だったので、気がついたら随分長いことお邪魔してしまいました。ご主人の手料理、本当に美味しかったです。『料理のコンセプトは、ふみ君の大好きな物』でしたね。ふみ君も一緒に『美味しい、美味しい~』と喜んで食べたことでしょう。見せていただいた大切な宝箱、ふみ君の思い出がいっぱい詰まっていましたね。最後まで通った院内学級での様子がよくわかりました。小さい時の写真もいっぱいありましたね。中でも、幼稚園の運動会で、笑いながら走っているふみ君の顔が可愛くて忘れられません。同じ経験をした私達は、それぞれの思い出を、我が子のことと重ねて想い、悲しみを分かち合うという、共有した時間をもてるのだと思いました。そのことに、改めて感謝でした。本当に素敵な時間をありがとうございました。 ふみ君、ありがとう~。  堀江E ピアノ教師(2009年9月、11歳の息子帰天) ★優しい笑顔の史くんが見守ってくれているお部屋に、村上さんが「ヨイショ!」と運んできたのは、史くんのかわいい写真、史くんが作った思い出の作品、お友達や先生からのメッセージなど、キラキラ輝く素敵な思い出がいっぱいつまった宝箱でした。実は、以前お邪魔した時も少し見せてもらったのですが、その時よりも今日はもっと輝いて見えました。なぜかというと、今日は7人で史くんの思い出を共有できたからだと思います。素敵な時間が流れました そして噂にはきいていたご主人の手料理!すごく美味しかったです。家族で病気の子を介護する時、いろんな場面で協力することが必要になってきますが、村上家の場合は家族の元気の為に、愛情のこもった料理をご主人が担当していたんですね。感動秘話です!>今日は、お引っ越しの前に「お母さんと出会わせてくれてありがとう。これからも、よろしくね!」と史くんに直接言うことができ良かったです。素敵な1日になりました。ありがとうございました。 宮崎K・ 保育士(2007年11月、12歳息子帰天) ★リビングの壁一杯のふみくんの写真に見守られながら、ガラガラドンのいつものメンバーと在りし日のふみくんを偲びました。我が子が先に逝ってしまうという事実を受け入れ、こうしてボランティアに参加している母たちに、私はいつも圧倒されます。普段は何気無くおしゃべりしているけど、この日ばかりは、この偉大な母たちの下に生まれ生きた子供たちは、幸せだったとつくづく思うのです。お昼はパパ特製の史くんメニュー。副作用で体重が増えてしまう息子のためにマスターした、低カロリー高タンパクの理想的なメニューです。時間が経つのも忘れて、すっかり長居をしてしまいました。これからも、きっとずっと母たちの頑張る姿を見守ってくれることでしょう。よろしく、ふみくん。山本M教員  ★皆様、昨日は自宅までおいでいただき、ありがとうございました。 5人の来客…。東京に来て初の、我が家にとっては大人数でした。イスが足りない、食器もバラバラ。更には、息子が好きだったものでおもてなしをしよう!と決めたのはいいけれど「粗食のすすめ」のような内容。これでよかったのかな…と反省もありますが、皆さんがたくさんの笑顔で過ごしてくださり本当に楽しい時間でした。 息子が元気だった頃も闘病中も知らない皆さんが集まって、息子の話を聞いてくださること…本当にありがたいです。誰かに話すことで励まされ、前を向く力にもなっています。泣く事で元気になれる…とも言いますが、私は苦手なので、皆さんの笑顔を見ると泣くヒマもなくて安心できます。坂上さんが携帯を見ながら「えっ!? 16:50って書いてるけど!? うそ!? 私、17:00に別の人に会う約束してるのに!」と言うまでしゃべり続けたメンバー。息子も空の上で呆れながら笑っていたと思います。本当にありがとうございました。 村上Y (2008年2月、8歳の息子帰天)