病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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2013年度スタート 第2土曜の活動報告

2013年4月13日(土曜)  ボランティア13人 遊んだ子ども5人

集合時間13:30 活動14:00~15:30 終了16:30

今年度、第2週、初めての活動。今日のボランティアは13名。新しいメンバーも加えて、新鮮な気分で病棟へ向かいました。

看護師さんの申し送りでは、「今日遊べる子どもは9名です」とうかがいました。一部屋一部屋訪問して声を掛けていきますが寝ている子が多く、結局4名のお部屋に入りました。15才のA君は、男性ボランティアとお姉さんボランティアが訪問しました。はじめはお互い遠慮しながら、オセロを一手。オセロの決着が付いたころに、もう一人女性ボランティアを追加。そこで、UNOする?トランプする?の問いかけに、A君は迷わずトランプを選びました。「何しようか?」と聞けば、“ポーカー”とリクエストが。「え~!」と悲鳴を上げるボランティアたちにA君は涼しい顔で、オセロのコマをチップにしてカジノみたいに場面を設定してくれました。「カジノと言えば、ラスベガスだね。アメリカに行ったことある?」などとだんだんに会話が弾み始めました。ボランティアたちに一通りルールを教えて、いよいよ本番。今度はそれぞれにチップが渡り、カジノさながらの真剣勝負が始まりました。次第にコツを掴みはじめ、チップがたまっていくにつれ会話が増えたきたA君。「こんなにたくさんの人とポーカーをするのは初めて」、というA君のつぶやきにメンバーみんながほっこり心が温まりました。A君、ありがとう。

その他、2月から遊び始めたBくんの所には、2人のメンバーがおもちゃを持って訪れました。ニコニコで迎えてくれるBくんは、1歳半になりました。Bくんの反応は、大人の想像を遙かに超えています。今日のお気に入りは、なんとボランティアの掌。ボランティアの手を取って、掌を開いたり閉じたり。その度にケラケラと嬉しそうに笑います。きっと、自分の意図する通りの動きが目の前で繰り広げられることが心地よくてたまらなかったのでしょう。発達障害を持っているBくんですが、大きな意味ある刺激をボランティアが担うことが出来ました。ボランティアも柔らかくて温かいBくんの掌からたくさんの幸せをもらいました。ママもこの間、90分ほど外に出かけられて、リフレッシュできたようで、良かったです。

後からお目覚めの1人を追加して、今日遊んだ子どもは5名でした。10人のときもあれば、今日のように少ないこともありますが、人数が少ない時は1人の子どもにボランティア2人や3人がつくので、今日はとても贅沢な活動が提供できました。 第2土曜 コーディネーター 山本