病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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第3回目 夏休み自由研究「油絵を描こう」

2013年8月7日(水)  時間10時~13時  出席 子ども5人 指導郁子先生 ボランティア佐藤 事務局坂上 ママたち3人はこの間、おでかけ こんな素敵な作品ができました。
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描きながらしゃべりながら
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<ランチもたのしみ
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2011年の夏から始まった夏休み絵画教室、今年で3回目、事務所で開催されました。対象は治療を終えた元患児3人です。きょうだい2人もまじって計5人が参加しました。 描くものは学年別に違っています。小学1年生3人は自画像。3生は静物(とうもろこし、トマト、ブドウ)年長さんは(リンゴとレモン)の静物です。 キャンバスに描く前にキャンバスと同じ大きさの画用紙が配られました。そこに下書きをします。ご指導くださったのは郁子先です。「もっとキャンバスいっぱいに大きく描いて」「目はこんなふうじゃない?」「とうもろこしは1個1個つぶを描かなくてもいいから。」などとアドバイスしながら、時々「すっばらしい!天才!!」「すっごくいいよ。」と子ども達をほめて、描く意欲をかきたてておられました。 子ども達が自分の感性で絵が描けるように、郁子先生はちょっと手を添えている感じです。 次にキャンバスに鉛筆で下絵を描いて、いよいよ色を塗る段階ですが、1度に5人の子どもをみるので、大忙し。今日は油絵のご指導をする郁子さんのお手伝いにきた私ですが、残念ながら絵心はまったくありません。大したお手伝いができません。そばでみながら「油絵、難しそうだなあ」と思って見ていましたが、子ども達は何のためらいもなく、どんどん描き進めていきます。結果、子どもらしい、そして家に飾りたくなるようないきいきとした素敵な絵が、1時間くらいで完成しました。 「おなかがすいたぁ」という子ども達、いよいよ私の出番です。台どころに立って、子どもと大人、8人分のそうめんをゆでました。桃やブドウやアイスクリームもついています。絵が終わって1時過ぎに3人のママがお迎えに来ました。マンションが狭くて、お母さんたちがいる余裕がないのでママたちは「タリーズでお茶してました~」。 子どもたちは今は元気ですが、少し前まで、小児がんで闘病していました。その時、子どもたちに24時間病室にずっと付き添っていた、同じ経験をもつ母親たちです。入院の時期がずれていても、すっかり仲良くなっています。退院してもこんな形で交流していけるのも、ガラガラドンの魅力だと思いました。郁子先生は、大荷物さげて電車で通い、運搬から準備、後片付けまでとても大変だったと思います。ありがとうございました。お疲れさまでした。 今回、油絵教室に初参加の私ですが、参加した子ども達は素敵な機会をもらっていいなあと思いました。この先、油絵を描く機会なんて、そうめったにないのではないでしょうか。ママたちは「これで夏の自由研究の宿題が出来たわ」って、ニコニコでした。私もとても楽しかったです。 記録 遊びのボランティアさとうみどり