病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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通訳ボランティア李君大活躍!

すごいね!通訳ボランティア大活躍!
2018年4月14日(土)
遊びの時間第5を除く毎週土の14時から15時半
ボランティア11人 遊んだ子ども7人
プレイルーム2人、大部屋2人 個室3人でした。

今日のちょっといい話。
看護師さんに頼まれて入った個室のお嬢さん11歳(小学6年)リーダーが部屋にいくと、女の子は言葉が分からず、お母さんがたどたどしい日本語で対応。
ボランティアが遊びに来たといっても通じなくて、手を振っていらないという動作。
すると造形ボランティアのいっこさんが「見本をみたらやる気になるかも」といって、 きらきら光るビーズやネイルをもって再び女の子のお部屋に。
ところが、いっこさんもすぐに引きかえしてきた。
「女の子っぽい遊びは嫌いなんですって断られたわ、将棋なら出来るって」
ということで別のボランティアが将棋をもっていくと、「将棋が違う」と言われたとかでこれもボツ!
これらは娘さんとお母さんがやりとりし、お母さんが通訳していた。
「何語で会話してたの?」「たぶん韓国語」
「言葉が通じないと本人の意思が伝わらなくて、こまったわね、だったら近所に韓国語の出来る李君がいるから、来てもらおうか」
先週も来てくれた李君にメールをするとたった10分で来てくれた。
李くんが部屋に行って「あれっ?」て顔。そして「ニーハオ」
坂上さん、韓国語でなくて中国語です」
 「あら?ごめん、誰かが韓国語って言ったんで」
「大丈夫、ぼく中国語も出きますから」
といい、おしゃべりするなかで女の子がピアノが好きなことがわかり、李くんはキーボードをい病室に運んでピアノ教室になりました。
お母さんが入院してもう1か月になること、これからまだ半年は入院が続くことなどを
お話ししてくれて、個室にいるので、退屈していて、ぜひこれからも来て下さいと言われました。
すごいね!李くん、英語、韓国語、中国語をあやつり、ピアノまでも弾けるって!
ボランティアのみんなが李君に拍手しました。
実は李君、パパが中国、ママが韓国のハーフです。
彼も6歳のとき、この病院に入院して、その時ガラガラドンの通訳ボランティアに助けられました。その経験からボランティアに登録してくれています。
一緒に遊んだ女の子から「また来てね。来週も来てね。ぜったいに」と言われたそうです。大役ご苦労様!
追伸
「でも坂上さんもすごいなあ、遊ぶの無理かなって思った子どもに適材適所のボランティアを探し出してマッチングするなんて、これぞ、ボランティアの多様性を生かしたコーディネート!坂上さんもかっこいいよ~」😊