病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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大学でゲストスピーカー

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2019/12/3
明治学院大学社会学社会福祉学科「医療福祉論」

今日は「入院児の子育て支援」をテーマで母校で話しをしてきました。子どもが入院すると、どんな困難があるでしょう。それが小児がんなど、高度な治療が必要で長く入院する場合、病院は生活の場になります。保育.教育も必要です。保育士も学校の先生も関わります。それでもまだ足りないものは?
そんな語りから「入院児の子育て支援」を考えてもらいました。将来病院のソーシャルワーカーなど目指している学生さんたちです。神奈川子ども医療センターのボランティアコーディネーターの加藤悦與さんとペアで報告しました。
医療福祉を学ぶ若い学生さんたちがこうした問題に関心をもってくださるなら、病院も変わっていくんだろうなと思います。

学生さんたちの感想✏️

✏️4才、小5、中3と入院をしたとき、私もボランティアさんに遊んでもらったことがあります。母が来るまでの一人で寂しい時間を一緒に過ごしてくれました。ビーズや折り紙で遊んだことを覚えています。
✏️授業の冒頭でボランティアと遊ぶ子どものDVDを見て、とても明るい表情をして楽しそうにしているのが印象的であった。
✏️夏期休暇中にきょうだい児支援の講演を聞いて、きょうだい児の支援の必要性を知った。けれど、今日の話を聞いたら長引く入院の場合、家族全体を支援していく必要があり、家族の誰か1人だけに重きを置くという支援では不充分なのだと思った。
✏️座学だけではわからない事だと思います。経験することが重要だと思いました。
✏️病気の子どもの遊びのボランティアと聞いて、入院している子どもたちのためと漠然と考えていたが、同時に親のための支援になっているということが分かった。
✏️小さな子どもが入院してしまうと、親は子どもから離れられず、付きっきりになってしまう。重い病気になればなるほどそうであると思うし、そのストレスを発散できる時間や場所を作らないと、爆発してしまうのかなと思った。患者の家族に対する支援も視野に入れることが重要であると改めて実感した。
✏️子どもに付きっきりで、カロリーメイトで1日を済ますお母さんもいると聞いた。少しでも栄養や休息の時間を作る手助けをするという「お母さん食堂」活動は非常に素晴らしいと思った
✏️ボランティアが病院を変えるという話が出て来たがボランティアの存在は、入院患者たちの生活にいい刺激を与えているのだと感じた。
✏️お話しの中に62人泣いていた子どもがボランティアが抱くと全員泣き止んだとありました。経験したからわかりますが、本当に一人でいる孤独から抜け出せる、誰かがそばに居てくれるというのは嬉しいものでした。
✏️今日の話を聞いて、病院ボランティアに興味が湧きました。             
✏️病院にボランティアコーディネーターがいることを初めて知った。確かに病院は激務なイメージがあるので、言ってしまえば看護師や医師にとって畑違いなボランティアのコーディネートは難しいし、後回しになってしまうのは納得してしまう部分がある。今後、療育環境の充実のために、ボランティアコーディネーターは欠かせないと思う。
✏️ 子どもの治療というものは、病気を治すことが第一かもしれませんが「遊び」や「楽しみ」も必要な薬なんだと、ボランティアコーディネーターの話も含めて思いました。本日の授業を受けられて良かったです。
✏️ボランティア活動はコーディネーターの人が居て、当事者もボランティアも気持ち良く目的をもって活動できるように調整しているのだと分かった。これからその存在も一緒に広まっていくと良いなと感じた。 
✏️今回のお話しで一番驚いたことは、海外のボランティアの待遇だ。職員の方より良い駐車場が用意されていたり、食事が無料で提供されていたりと、日本では受けたことのないサービスで海外と日本のボランティアに対する考え方や重要性の違いを感じた。