病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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病院で3度目の誕生日に

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{%誕生日webry%}キヤノンマーケティングジャパン(株)から2台のカメラがNPOにプレゼントされました。白血病で入院しているA君がいます。もうすぐ19歳の誕生日。1台をそのA君にNPOから貸与されました。A君は一眼レフのカメラを構えてさっそくお母さんを「カシャッ!」。それからお医者さんやボランティアや看護師さんにカメラをむけました。興奮してカメラをいじるA君に「これからはお医者さんや看護師さん、リハビリの先生など病院で働く人々を撮影したらいいね」というと、「じゃあ、なまけていられないなあ、バリバリ働く姿、激写よろしく~」とお医者さん。病室の空気は明るい笑い声がいっぱいです。 入院したときは16歳。高校1年生でした。3回目の誕生日を病院で迎えようとしています。この2年半は骨髄移植をしてクリーンルームから一歩も出られなかった日々がありました。高校にも通えず、毛布にくるまってじっと耐えていたA君のがんばりをボランティアたちは見てきました。 今カメラを周囲に向ける明るいA君の目をみて、カメラの力を思いました。閉じこもりがちだった心を外に向けて、人と人をつなぐカメラ。これからどんな世界が広がるか楽しみです。こんなすてきなプレゼントをくださったキヤノンマーケティングジャパン株式会社の皆様、ありがとうございました。(坂上)