病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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日本子育て学会で発表してきました。

11月8日(日)日本子育て学会第一回が早稲田大学所沢キャンパスで開催され、自主シンポジウムで「入院児のためのボランティア活動を考える」で発表しました。報告者は日本女子大学川上清子教授、NPO代表坂上(写真)、患者家族Mさんです。
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 川上先生はアメリカのこども病院では子どもの遊ぶ権利が保障され、社会全体で病気のこどもが支えられている現状を話されました。  坂上はそれにくらべて日本では保育士の配置も1割程度、ボランティアが病院に入るにも厳しい制約があること。病気のこどもはひとり、ひとりが手のかかる存在であることをデーターで示しながら、大勢の市民の協力が欠かせないことを話しました。  Mさんは亡くなった8歳の娘さんの4年間の闘病を振り返り、盲目で小児がんの治療を受けていた娘が受けられた社会支援は盲学校の訪問教育がたった週に1回1時間だけだった、社会はもっと入院しているこどもの子育て支援に目をむけてほしいと訴えました。  日本子育て学会の理念は保護者、子育てを支援する団体、研究者が協力して研究を行う学会だそうです。第一回目ということですが、この時代にとても大事な学会だと思いました。