病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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ぼくのものせて クレヨン君2

3月10日(水) 10時半~12:00   (前に2月24日に投稿したクレヨンです)。

今日は服部さんと坂上さんがきてくれました。服部さんは早稲田大学の学生です。病院の裏にある大学からボランティアにきてくれています。

服部さんは4月から就職で今日が最後です。服部さんに「クレヨン君は詩を書いてもうまいし、ヒップホップダンスも上手だし、将来なにになりたいの?」と聞かれました。僕は「お医者さん」と言いました。そしたら坂上さんから「お医者さんになるためには何がいるの?」と聞こかれました。僕は「頭」と答えました。

頭がよくなるには勉強をたくさんします。お医者さんになる勉強は病気のこと、体のこととかを勉強します。

今日僕は「ほうち」に行きました。ほうちとは放射線治療のことです。治療のときは仰向けにねて、動かないで決まった場所に光をあてます。そういう治療をしています。

それから目がよく見えなくなったときには目のお医者さんが来ました。そして機械で目の写真を撮ったり、目薬をさしたり、目がどのくらい見えるか大きな紙に穴をあけて、その穴が見えるかとか、光をチカチカさせて、光が止まったら「止まっている」と言ったり。

歯を治療したときは、歯のはえる位置がおかしくないかチェックしたり、虫歯に銀歯をつめてもらいました。口の中を先生が「大きくあけて」といって、口内炎が出来ていたら、どこにできているか、ライトをあてて、うがい薬を出してくれたりします。

ぼくはそいうお医者さんの説明もきちんと聞いています。

お医者さんは採血の結果をきちんと教えてくれます。

「今バイ菌の値が高いから、風邪に気をつけて」とか、「闘う菌が少ないからあんまり部屋から出ないように」とか、「この数値が高いからおなかがいたくなることがあるかもしれないとか」、そういう風に、ぼくにもわかるように説明してくれます。

それでぼくも治療のこととか、薬の名前も覚えるようになりました。

一番気持ちわるくなる薬はMと呼んでいます。Pシンとか、Fギゾン、点滴から入れるものに御Oトロン、Gスター、Sデム、SA (薬の名前は省略)

廊下や検査から部屋に戻ってきたら必ずイソジンでうがいをします。先生は検査結果表というのを紙に書いてもってきてくれます。それには血液の中でもヘモグロビンとか血小板とか数字が書いてあります。そういうものも僕は覚えて理解したいと思います。お医者さんになるためにがんばります!! 小5 クレヨン