病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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新宿御苑お花見33人

4月3日(土)

ボランティア活動を終えた後に

みんなで新宿御苑にいきました。

昨年まではボランティアだけの花見でしたが、

今回は退院した子どもたちを誘いました。

家族、ボランティア、総勢33人、ゾロゾロ。

子どもは幼稚園の年長児、3年生、4年生、5年生、中学生の5人。

それぞれ病院で半年から2年くらい入院していた小児がんや内科疾患の子たち。

入院中は助け合い、励ましあったお友達。でも退院したらめったに会うことはなくて

たまに外来で会うくらいだそうです。

「病院より家のほうが孤独」

「うちの子は半年学校にいけなかったわ」

「うちは1年行けなかった」

「最初は学校に慣れるまで大変だった」

「学校って何かあったら困る、毎日親は学校に付きそってと言われた」

「こんなに長く家にいるのに何も社会支援がないのはつらい」

「ボランティアさん、これからもこんな機会を作ってくださいね」と親たちの声

この日は桜の下、たくさんのごちそうがならびました。

ボランティアの中には料理の達人もいて、おいなりさん、五目御飯、おはぎ、お菓子、サラダ、などなど

とろこせましとシートに並びました。

ごちそうを食べたり、ボランティアらと鬼ごっこをしたり、笑い転げる子どもたち。

病院のベッドではなく、戸外で花を見ながら遊べたことは

ボランティアたちにとっても幸せな時間でした。

今回はこの花見を通して、小児がんの子どもたちの在宅の日々を知りました。

こうした親子の出会は「セルフヘルプグループ」といって当事者たちが集まり語ること

そのこと自体がとても重要です

NPOは入院中の支援だけではなく、退院した患者家族をつなぐことも大事な役割だと思いました。  (坂上)