病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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夜中のボランティア

2010年5月25日(火)

「こんばんわ~、夜分遅くなってすみません」

「こちらこそ、仕事が終わってきていただいて、すみません。ごはん出来てますから先に食べますか?」

「先に食べます」ムシャムシャムシャ {%パスタ(クルクル)hdeco%}

「今日は泊るつもりでパジャマももってきました。ごちそうさま。さて、どれからやりますか?」

「この数字を円グラフにして、この数字を棒グラフにして、%も入れてください」

「了解です」サクサクサク

木村さんはPCの技術者。今日は仕事がおわって20時から来てくれました。

ガラガラドンは病院と事務局のボランティアがいます。木村さんは両方を担当しています。今夜は事務局ボランティアとして。

事務局ではボランティアが病院でどんな働きをしているかを把握しています。

たとえば昨年1年間のボランティアは161回病院を訪問して、遊んだ子どもは延べ807人、ボランティアは延べ943人でした。私たちの活動は子どもの数よりボランティアが多いのが特徴です。

子どもが遊んだ場所や子どもたちの年齢も出します。たとえば乳幼児は471人で全体の6割いたとか、点滴台数が581台もあったとか・・・、そういうことをデーターで出します。

病院の中で治療を行いながら遊ばせるというのはとってもたいへんなことだということをみなさんに理解してほしいからです。病院にボランティアが入って患者の役にたつことは重要ですが、そのためには細心の注意が必要です。どんな制約があるか、どれだけ手をかけたら安全で満足して遊ばせることができるか、それらを伝えるために数、統計、データーが必要となってきます。結果は通信に書いて発行しています。

データーを出すまでも一苦労で複数のボランティアが関わっています。数を雄弁に伝えるために図表で表すのが今日の木村さんの仕事。

{%目覚まし時計webry%}「あら、すみません。もう12時、お風呂沸かします。入ってもう寝てください」

「もうしばらくかかりますよ。坂上さんは先に寝てください」

「すみません。では私、お先に失礼」ZZZ

翌日起きたらすばらしい表が完成していました。

「わあ!こびとの靴やさんみたい!!」

自分の仕事が終わって、泊りがけで来てくれる、そんなボランティアに活動が支えられています。{%一言・アリガトhdeco%}