白血病を克服した青年との再会
6月26日(土)15:00~ 訪問者は木村・岡部・稲さん・坂上
K君今は19歳ですが、16歳から2年半、白血病の治療で入院していましした。
昨年8月に退院ました。
ボランティア4人でK君の住んでいる町まで行きました。11か月ぶりです。
「体の調子はどう?」「おかげさまで」
顔色もよく、全体に体がしっかりした感じ。
髪もすっかり伸びて「ハンカチ王子みたいだよ」
入ったレストランでスパゲッティを一皿平らげました。
「無理して食べてない?」「このくらい食べますよ」
遊びのボランティアはK君が入院していた日々を知っています。
化学療法がきかなくて、骨髄移植をしました。半年は個室から一歩も出られない日々、移動は車椅子、その後平たんな床で歩行器を使って歩行訓練、退院した当時は杖が離せませんでした。それだけではありません。
K君は点滴で栄養をとっていたので胃が食べ物を受け付けません。「食べないと腸に穴をあけてそこから栄養を入れるようにするか」とDrに言われて、必死で食べる訓練。
「食べることが地獄」というK君の言葉を聞いてボランティアたちは絶句しました。
そのK君がふくよかな顔でスパゲッティをぺろり。
「駅までは自転車で来たんだ、歩いたら15分くらいの距離かなあ」と。
自分の足で歩いて、自転車にも乗れるようになって、ごはんもしっかり食べれるようになって。
ひとつ、ひとつ、病気になる前の健康を取り戻しつつあります。
医療ってほんとうにありがたいですね。
来月は20歳!昨年は病院でお祝しました。今年は病院の外でお祝いしようね!と約束して別れました。(坂上)