病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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土曜日のボランティア活動の記録より

10月9日(土曜)  遊びの時間は10時半から90分 

          ボランティア13人 遊んだ子ども11人

・8歳男児と遊びました。先週も遊んだそうです。今日は退院だけどぜひボランティアと遊びたいと言って退院時間を延ばしてもらって遊びました。同室の○君と一緒にドミノ、ジェンガをしておしゃべり、いっぱい、笑って遊びました。退院するのに「またやろうねっ」て言われました。(公立保育園保育士なっちゃん

・同室の3・4年生男子二人対二人の男子ボランティアが遊びました。「ラQ」というブロックで組み立てるような遊びをしました。ボランティアも2人入って4人でやりました。子ども二人は夢中でそしてものすごい速さでいろいろなものを作ってくれました。終始笑ってしゃべりっぱなし。最後に「次はいつ来てくれるの?」って聞いてくれました。そして「お昼ごはんはここで食べてって」と言ってくれました。(大学生松と公務員岩)

写真は男子が「ラQ」で作った洋服

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・小4男子。とても賢い子です。一緒の遊ぼうといって隣の5歳の女の子もさそってトランプをしました。女の子のレベルに合わせてあげながらゲームをしました。ボランティアと1対1でオセロになると急に黙って真剣に考えていました。お話もたくさんしてくれました。柔道をしていること、学校のことなど。そして向かいで「ラQ」をしている男子を差して、「ぼく、あの子を同じクラスなの」、「え~?偶然?」「うん、なんでここにいるの?って聞いたんだ、こっちがびっくりしちゃったさ」「世の中狭いのねえ」「うん」

・呼吸器をつけている4歳のK君に絵本を読んであげました。一定のリズムで「ん~」「ん~」と言ってのどを鳴らしていました。絵本を読んで聞いてくれている反応かどうかわかりませんが、私が読む前には声は出ていなかったので応えてくれていたのかもしれないと思いました。(大学4年生)

・D君21歳と遊びました。重度障害があり呼吸器をつけていて今日のような雨の日に体調が悪くなるとお母さんのお話でした。看護師さんが「ずっと寝ているのでリズムがつきにくいので遊んであげて起してやってください」と言われましたが目をしっかりつぶって爆睡。体をなでてあげたり、本を読んで話しかけてみましたが、やっぱり今日は起きてくれませんでした。15分ほどそばにいました。(大学4年生)

・Y君5歳、おもちゃを抱えて病室に入って行くと「お母さんは出て行って」と言ってお母さんは追い出されてしまいました。私と二人で遊びました。馬の背にマッチ棒のような木片を乗せる遊びがとても気に入って30分くらい集中して遊びました。その後は大好きなポケモンのお話をいっぱいしてくれました。かえるのジャンプゲームも楽しかったみたいです。最後に帰るときに名残惜しそうでもう一度馬の背のゲームをしました。(会社員)

・昨日手術をした小3男子の部屋に行きました。先週もボランティアと遊んだそうです。「ボランティアさん、ここにいて」というのでそばにいました。坂上さんの話では先週はとても元気だったと聞きましたが、今日は“のう盆”を口にあてながら「う~んう~ん」とうなっていました。話すのも答えるのもつらそうでした。私は背中に手をあてて、吐きたいときは背をさすってあげていました。途中でお医者さんがみえて、吐き気止めの薬を注射してくれて、それで楽になったのか、うとうと眠ってしまいました。眠ったことを看護師さんに伝えて病室を出ました。今日は遊べませんでしたが、「帰らないで」と言われました。(会社員)

・10歳男子の部屋で遊びました。ドミノをしました。ウエットティッシュのボックスの蓋のバネを利用してドミノを飛ばしたり、いろんなアイデアを出して遊びました。「あしたはてんてきがはずれて、あさってはたいいんなんだ」と嬉しそうに言いました。(医学生女子)

・5歳女子と遊びました。これから退院なのとご機嫌。一緒の部屋の男子が「えっ、今日退院しちゃうの?僕、知らなかったよ」といっていました。(大学4年生)

・3歳男子。部屋にいくとTVが流れていてアニメの歌を大きな声で歌っていました。ホワイトボードにマグネットをつけて遊ぶおもちゃをもっていくと、それで家をつくったり、ミニカーをベッドの上で走らせたり、とても楽しそうに遊んでくれるのでこちらの気持ちが癒されました。「たいちゃんはねえ、あかちゃんのときはねえ~」、「たいちゃんはねえ、大きくなったら会社に行きたいんだ~」とか、そして夕方のお気に入りのテレビ番組を「一緒に見ようよ」と言ってくれました。嬉しかったです(会社員)