病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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夜のボランティア 小学6年生男子と遊ぶ

2011年8月2日(火曜) PM18時半~20時

困った相談がありました。小6(12歳)男子G君が長期入院になるので平日に遊びに来てほしいというお医者さんからのお願い。でも、困ったことにこのG君、とてもテレやさん。土曜日に遊んだときも、「男の人がいい」と言い、女の人は照れちゃうみたい。サッカーが好きで、将棋も好きなG君。出来れば年が同じ友達がいいのですが、小児病棟は中学生以下は病室に入ることが出来ない規則。なので、友達も来ることができません。このくらいの年齢の話し相手は若い男性が相性がよいことは経験から感じていることです。それで主治医に相談しました。「平日で昼間からボランティアに来れる男性っていいません。夜でもいいですか?」「ああ、いいですよ。面会時間内でしたら」

ということでこのG君は夜の訪問となりました。さっそく男子ボランティアに声をかけたら、二人の20歳代の男性が手をあげてくれました。以下は初日8月2日のボランティアの感想より。(事務局・コーディネーター坂上)

 

ボランティアのKと申します。ガラガラドンでボランティアをして5年目になります。普段はPCの仕事をしています。今日はG君の平日訪問の初日。坂上さんと部屋に入ると、G君はちょうど夜ご飯を食べているところでした。

お母さんも病室にいらして、G君に「よくかんで食べなさいよ」と注意されるぐらい、勢いよくご飯を食べ、全部切ることが出来ていました。僕は先月の土曜、G君と遊んだことがあります。お互い顔みしりだったので、ご飯を食べ終わるとすぐに将棋を始めました。将棋を始めるとお互い無言です。同じようなレベルなので、僕もとても考えながら一手一手打ちます。将棋を2回やった後、トランプでスピードをしました。G君はスピードは初めてとのことで、ルールを教えてあげました。初めだったのに、すぐにルールを覚え、勘所もつかみ、スピードの速さに惑わされ、盛り上がりました。ちょうどこの辺りで病室からいったん出て行かれたお母さんが戻ってきて、お母さんはスピードを知っておられたので、僕らの戦いを見て、G君に「それ出さなきゃ!」などと口出ししたり、初日の夜でしたが、ワイワイにぎやかに遊べました。会社員K