病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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他病院ボランティアからの手紙

2012年1月5日(木) 地方のある小児病棟で10年ほど子どもに絵本を読み聞かせているボランティアのKさんから次のようなお便りをいただきました。 「ガラガラドンの通信を読みました。うちの病院は今、ボランティアが休んで3か月くらいになります。感染症のために面会はご両親だけということになっています。それで恒例のクリスマス会も今年は参加できませんでした」ガラガラドンの働く国立国際医療研究センターも同じです。今の時期は感というのはどこも同じだろうと思います。染症が多く、ガウンとマスクを着て病室に入ります。小児病棟では子どもが集まっで遊んだりする環境設定がとても難しいのです。このことをこのお手紙からも感じました。けれどもガラガラドンはもう一歩踏み込んでいるます。そのような事例をお伝えします。 2012年1月5日(木) 時間12:00~14:30 訪問 高橋 坂上 訪問対象 A子ちゃん 12歳(個室・白血病) 今日は編みものをしました。これはクリスマス会の日に絵本の読み聞かせで使った手編みの人形にA子ちゃん、かなり興味をもって、終わったあとも、ぬいぐるみに触れて「お母さんも得意だよ、私も少し編めるよ」と言ったからです。今日のボランティアの高橋さんは編み物の先生。いつもはトランプやウノの強さをボランティアにご披露するので今日はどうかと思いましたが、すばらしい!!編み物は毛糸と針を手にひっかけて持つ、その最初のところが難しいのですが、基本が出来ているので、とてもスムーズ。鎖編みはスイスイ。こまあみは段を立ち上げるときに方向が分からなくなったりしましたが、段が増えると理解してスムーズ。入院したときはふさふさだった髪の毛ももう大方抜けてしまい、かなりきつい治療を受けていると思われますが、ずっとおしゃべりしっぱなし。時間をみたら、2時。「あら、90分もやっていたのね」最後は高橋さんとA子ちゃんがお手玉なんか披露してくれて結局帰りは2時半になりました。 ガラガラドンでは白血病の子どもの個室には厳重な感染予防をして、がうん、ますくをつけ、このように遊んでいます。感染予防の知識は看護師さんから教えていただいています。先の病院ボランティアのKさんの手紙を読みながら、このような信頼関係を築いて子どもたちに寄り添えることは長い時間がかかった結果なのだと思いました。 事務局 さかうえ 病室でA子ちゃんに編み物の手ほどきをする高橋さん
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ガウンを着て子どもに寄り添うボランティア  
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A子ちゃんの作品 
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