病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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ママ ありがとうカードに涙 ぽろり

5月23日(水) 9時半~12時 遊んだ子ども4人とママ3人 ボランティア8人 今日は5月の病棟行事の日、母の日カードを作りました。
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「どんな子が来てくれるかな~」 看護師さんが病棟を回って声をかけてくれます。 「今日廊下に出られる子どもは4人です。個室のAさん、Bさんは体調が悪くて、Cちゃんは今眠っています」ということで廊下に出てこられる子どもだけは4人です。 ママと一緒にやってきたのははる君、れいちゃん、はると君。2歳、3歳、4歳です。 「こんにちは、私たちは毎週土曜日に子どもたちと遊ぶボランティアでガラガラドンといいます。今日はお子さんと一緒に母の日カード作りをします。ボランティアがお子さんのそばについて、お手伝いします」 はる君のママが「うちの子、利き手に点滴しているんですが、出来るでしょうか?」 「大丈夫ですよ、手形を押すとか、片手はあいているので絵も描けますよ」 「はる君、お絵かき好き?」「うん」「ママにお花とか、好きな絵、書いてくれる」「うん」 グルグルグルとなぐり描き「うわ~上手ねえ。何描いたの? じゃがいも」 子どものテンションがだんだんに上がっていきます。 「はるくんのお手々のお花ここに押してね」 ボランティアが手をとって手の平に筆で赤い色をこちょこちょ 「うっふっふ」 すると隣の子も手が差しだされ、「僕も」「私も」と3本の手が伸びてきました。 お手々の花のふちどりを切ってカーネーションのお花がさきました。 最初は緊張していた子どもの表情が笑顔でいっぱい。 「月曜に入院して、今日まで病室で何もしゃべらなかったんですよ」ママはとっても嬉しそう。 はると君ママは「入院して3週間になるんで、土曜日にも遊んでもらって、ボランティアさんをとっても楽しみにしていたんですよ。」こんな可愛い作品ができました!! 子どもがそろって「ママ、ありがとう」とママにプレゼントしたら、ママたち、思わず涙目、ぽろり
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追伸 病院で子どもたちが集まって何かをやるのは実はとっても大変。 参加人数がわかりません。年齢も分かりません。点滴で片手が使えない子もいます。どんな状態のお子さんでも年齢でも対応できるようにいろんなグッズを袋いっぱい持っていきます。箱の中ははさみ10本、ノリやシールやカラフルなメンディングテープ、クレヨンや画用紙などなど。病院に置くスペースがないのでけっこう大変です。
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