病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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助成金の話

2013年3月14日(木)  報告会場:日本橋武田薬品工業㈱の東京本社

出席は“助成対象4団体”と“市民社会創造ファンド”と“武田薬品工業(株)”

今日は助成金の話。タケダ・ウェルビーイング・プログラム~長期療養の子どもたちに“生きる力”を~について話します。2013年3月14日に日本橋武田薬品工業㈱の東京本社で以下の助成金を受けた5団体のうち、4団体の報告会がありました。

2012年度の助成を受けた5団体。

①「NPO絵本カーニバル

②「NPO・子ども劇場千葉県センター」、

③「小児がんネットワークMN(みんななかま)プロジェクト」

④「全国小児病棟遊びのボランティアネットワーク」

一般社団法人 こどものホスピスプロジェクト

私たちは寄付、会費、助成金を頼っております。行政からは1円ももらえません。これまで数え切れないくらいあちこちの助成金の申請書を書きました。こうした中でタケダ・ウェルビーイング・プログラムはちょっと変った助成金です。私たちはこれまで3回、この助成を受けました。

助成金に関しては次のような声がありました。

  ・変更への柔軟な対応など使い勝手がよい。

  ・事前に相談ができ申請がしやすい。

  ・NPOの現場を知る中間支援組織が入るメリットがある。

  ・報告会では他団体と会い活動も知ることができた。

タケダ・ウェルビーイング・プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

http://www.takeda.co.jp/chouki/active/program.html

この中に計画型助成について次のような解説があります。計画型助成とは、課題解決に取り組む団体と相談しながらプログラムを作成していく助成方法です。特長として、助成元および団体双方の理念に沿ったプログラムの構築が可能なことに加えて、規模の小さな団体への支援、団体の組織基盤の強化など、一般的に資金が集まりにくいテーマに対する助成が、実現しやすいことが挙げられます。

なお、今年度頂いた助成金、「全国小児病棟遊びのボランティアネットワーク」についてはhttp://asovo.at.webry.info/201301/article_2.html 

1月23日にブログで報告している通りです。

企業がCSR部門を置いて、人やお金を出す場合、その会社からプロモーションや利益誘導に繋がるのではないか、そういう懸念が指摘されることがあります。タケダ・ウェルビーイング・プログラムは資金提供が製薬会社なのでその点を厳しく戒め、ファンドの配分に中間組織をおき、プログラムオフィサーが団体とひざを交えて話しをききながら企画立案をし、双方を結びます。実際にこの助成をうけてみて、とてもよく出来ているなあと感心しました。それともっと素晴らしいことはこの助成のおかげで病気の子どもたちのQOLが確実に向上していること。最近は入院中だけでなく、在宅での支援、ホスピス支援と助成対象が広がっています。病気になっても社会とつながっていることはとても重要なことで企業の社会貢献のよい見本がこの助成金に現れていると思います。坂上(^-^)

写真は報告会の様子 武田薬品工業㈱の東京本社にて

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