病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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韓国の子どもと遊んびました

2013年4月6日 (土)  ボランティア5人 遊んだ子ども4人

低気圧が近づく土曜日土曜 年度の始まりということもあって、ボランティアの人数は5人と少なめ。

今回私が遊んだのは、Sくん、小学校2年生の男子。韓国のお名前でした。

私が声を掛けたとき、お母さんとお昼ご飯を食べていました。病室においしそうなにおいが漂っていました。

Sくんは怪我のため両足を固定されて、体もまっすぐに起こして座れない状態でした。ベッドのテーブルを手を伸ばして届くような位置に移動させ、その上で遊べるものを・・・という工夫をしました。パズルとLaQを持っていくことにしました。48ピースのパズルを見ると「ちょっと簡単すぎない?」と言っていましたが、パズルが思ったよりも複雑で、「けっこう難しい!」

ピースをじっと見ていたSくん、「あっ、いいこと思いついた!」と言って、ピースを色別に分けていきます。

見本の絵とパズルとにらめっこしながら、ついに完成!

「思ったよりむずかしかった!」と言いながら、とっても得意そうな表情のSくん。

次はLaQで、車を作ります。

このおもちゃは優れもので、7種類のパーツを組み合わせ、平面的なものも立体的なものも作ることができます。

パーツが小さいので難しいかと思いましたが、Sくんは、パチッとはまる感触が気持ちいいようで、すっかり夢中。

集中力と手先の器用さが出て、Sくんはボランティアよりも上手にでき、ボランティアが「どうやってやるの?」と聞くぐらいです。

みごとスポーツカーを完成させたSくん、さっそくお母さんに見せていました。

親戚の方もお見舞いに来られて、「いつも土曜日に遊んでもらえるんですか?」と、ボランティアにも興味を持ってくださった様子。

「いっぱい遊んでもらえてよかったね。お姉さんにお礼を言いなさい」と言ってくださり、Sくんも「ありがとうございました」とぺこり。

年上の人への礼儀をきちんと子どもに教えるところが、韓国の方らしく、素晴らしいことだなあと思いながら病室を後にしました。タノウ