病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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東京都の認定NPO審査を受けました

2013年5月15日(水) 13:30~17:00 NPO事務所

出席6人 NPO3人(理事長S 副理事M 会計O) 東京都3人(審査担当)

この日、東京都のNPO法人係による「認定の審査に係る現地確認」が事務所で行われました。

約3時間に及んだ審査内容は「過去2年分の活動の実績と書類のチェック」。

最初はちゃぶ台を囲んで「NPOの活動内容と歴史」を坂上より話しました。

1991年に6人でスタートし、今60人のボランティアが働く活動になった経緯、通信や記念誌など、見てもらいながらざっと15分。

本番はこの先。書類のチェック。大きくわけて次の二つ。①NPOの活動に関する書類、②認定審査書類の確認

ワンルームの小さな部屋に大人6人、審査員の1人はパソコンのあるデスクで勘定元帳とレシートの照合、他二人は山のような書類に3人の目が一斉に走ります。こちらもパソコン2台、開きながら、応答。

徹底して見るのは金の動き。誰から金をいついくらもらって、何に使ったか?会員名簿、助成金を受けた場合は報告書、証拠も提出。なにしろ1年分の勘定元帳だけで100枚以上。2年分を3時間で見るので無駄口なし。会計のOさんは3人から「ここはどうなの」「これはこうです」指摘された数字の根拠に何度も応答。

最後に「Aの書類は至急提出、Bの書類は1カ月以内に出してください。付箋をつけた書類はコピーして持ち帰り、検討し、結果は後日、お知らせします」でした。終わったのは5時ちかく。

会計Oさんの声

認定の審査は初めてなので、どんなことを聞かれるのか?わからず不安でしたが、質問にどんどん答えていくうちにあっという間に終わりました。審査が無事通り、晴れて認定NPOになれるか?神のみぞ知るですが、できるだけのことはやったので、後は、嬉しい結果がくることを待つのみです。なかなか経験できないことをさせて頂いて、勉強になりました。

副理事Mさんの声

認定をとうるって、すごく大変でした。まあ、試験はどれも大変。国試に挑戦した人は同感してくれると思いますが。いや、今は就活もそう。成否が相手に握られている。

素っ裸にされました。もっと深く、MRI、CTも。領収書一枚一枚、丁寧にチェック。カネの使い道の裏づけも追跡。でも、後ろめたいことは一つもありません。きっと合格!でも、決まるまでは、ドキドキの日が続きます。

理事長坂上の声

私たちが認定をとろうと動き出したのは昨年5月。書類提出が今年1月23日。この間9カ月に21回、事務局会議を開いたり、あちこちに足を運びました。書類1枚書のも慣れないことで一苦労「いったいどうやって書くの?誰に相談するの?」

サービスグラントのプロボノに助けてもらったり、トウボラには具体的なアドバイスをもらいました。やりながらいろいろ不備も見えてきました。「登記財産報告の漏れがあります」「うちは事業をしていません」「してなくても必要です」都税局、法務局新宿出張所、四谷税務署も回りました。今回の審査はそういう準備の苦労の後に続くものでした。人のおかねを預かって仕事をする、それだけに審査の厳しさ、うなずけます。私たちの活動は病気の親子に寄り添うもの、ボランティアといえど責任のある重い活動。今東京都には9000以上のNPOがあって、その中でうちは54番目の審査だとか。認定に受かったらそれだけしっかりした組織であるとのお墨付きなわけで、自信をもっていいのだと思いました。後は合掌