病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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遊び紹介

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2018/11/24 ガラガラドン
ボランティア11人 子ども7人

今日は、入院の長い仲良しの5歳と4歳の男の子とボランティア4人で遊びました。
二人は感染症の心配があるのでプレイルームへ入れず、クリーンルームの病室前の廊下にマットを敷いた特別ステージです。
ボランティアもガウンとゴム手袋をして対応しました。
プラレールの後は、ミニカーで大盛り上がり❗
ボランティアがストーリーを補助しながら「火事だ❗「救急通報、救急通報、消防車向かってください」「救急車が交差点を通過します。停まっててください」「シャー、火が消えました」と消防ごっこ
また、「お城の王様、お妃を守るぞ。」ボランティアがちょっかい出して侵入し、「侵入者発見❗捕らえろ」とか「お妃が連れ去られた❗」と奪回作戦開始なり、車を並べて輪を作り、逃げられないようにしたり。そこをボランティアがまたまたちょっかい出して輪を崩そうものなら、「ダメだよー」と逃がしてはくれません。
子どもの空想の世界をボランティアが付け足しながら、大声で「ダメだよ」「こっちだよ」とか、あまりにも大きくて元気な声なので、「もう少し静かにね」と言ったところで聞くはずがありません…。
子ども二人で楽しそうだったので、5歳の男の子のお母さんに「良かったら15:30までいますからお出かけどうぞ」とオススメすると、お母さんはその間お出掛けされました。

今日は感染予防のガウン着て汗まみれになりながら子どもと遊びましたが、ガラガラドンの活動は、子どものストレスを発散させるだけでなく、付きっきりの親御さんの用足し、気分転換や気持ちのリセットにもなれていることが、大きな応援になっていると思います。そして、感染予防に気をつけながらも長期入院の必要な子どもたちと遊ぶことを普通に許されていることに、ガラガラドン28年の病院の信頼を得られていることを感じました。
猪又努 (ガラガラドン歴四年)

きょうだいを励ますお出かけボランティア

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ある時、お母さん食堂を利用されているお母さんから、「妹のことをなかなか見てやれないのが気掛かりなんです」という悩みを伺いました。そこで、遊びのボランティアの岡部さんと山田さんが、妹さんと親しいお友達も誘って、先週ディズニーランドに4人でお出かけしました。

お母さんから次のようなお手紙をいただきました。チケットは会員さんからのご寄付です。NPOはお母さんからその都度、私たちに何が出来るかを学ばせていただいています。


拝啓
お母さん食堂には次男の付き添い入院時にお弁当を届けて頂きありがとうございます。付き添い入院時は食事を買いに行く時間も自由に取れずまた、栄養も偏るため、お弁当はとても助かっております。また、このたびは家族のこともお気遣い頂き、娘と友人をディズニーランドに付き添いボランティアでお連れ頂き大変ありがとうございました。娘たちもボランティアの皆さんの優しさに感激し、本当入院時楽しい一日を過ごせたと嬉しそうに報告してくれました。難病の子供を抱える家庭では、様々な見えない苦労があります。付き添い入院のことも、兄弟に手をかけられないことも社会的にはあまり認知されておらず、支援も少ないですが、家族にとっては大きな負担となっています。こういった部分でご支援頂けることは大変有り難くまた、重要な支援であることを改めて感じた次第です。岡部様、山田様にも本当によくして頂きありがとうございました。皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。敬具 I.H

ステキなパパたち

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2018年11月17日(土曜)
ボランティア7人 遊んだ子ども11人
個室4人
プレイルーム7人

クリーンルーム2人
👦👦2人の5歳坊。部屋の前の(隔離の一角)スペースで一緒に遊びました。
マットを敷いてテーブルを置き、ボランティア2人と一緒にハムホッケーやパズルをしました。
同じ年令なのでボランティアと1対1で遊ぶより、子どももも一緒に遊ぶと楽しさ倍になりました。
★個室2人
👦2歳坊や:ッドサイドでおもちゃや絵本よみをしました。手作りの布絵本を見てお母さんが感激していました。
坊やがいい子で遊んでいるので、途中1時間ほどママはお出かけされました。
👧あんちゃん:絵本を読んだり、歌をうたったりして過ごしました。気持よくなってうとうと眠ってしまいました。

★プレイルーム
👶👶👶👶👶👶👶7人の子どもがきました。
それぞれにパパかママがついていました。
年令を聞くと、2歳、1歳が5人、最年少4か月でした。
1歳坊やがポポちゃんを乗せてバギーを押してよちよち歩いています。
その姿がほほえましくて「坊やが子守していますよ、将来いいパパになりそうね~」
そのとき、はたと気が付いたの。
今日のプレイルームパパ5人、ママ2人。
圧倒的に男性が多いってことに!!
「パパたち、がんばっていますね、」
「会社お休みで、家でひっくり返って寝ていたいでしょうに」
ボランティア4人とママたちもパパたちに拍手を送りました。
パパたち、デレデレ、にっこり「ありがとうございます」って。
ままごとのやりとりや、赤ちゃん抱っこさせてもらったり、大人も子どもも笑顔いっぱい、賑やかで楽しいプレイルームでした!

お母さん食堂ファンからの差し入れ

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2018 11 17 お母さん食堂
今日は塩豚、ナスの南蛮漬け、ブロッコリーとエビのマヨネーズ和え。プラス肉まん。全部手作り。
私はブロッコリー茹でただけ!
葉山のえっちゃんからクール宅急便で前日届きました!お母さん食堂のファンがたくさんいます。
お母さん、大喜び!お父さんも!

お母さん食堂

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朝になって「弁当もう二つ追加お願いできますか」などのラインがきて、今日は6個つくりました。
オカズはコロッケ、ホウレンソウ和え物、レンコンのきんぴら。主食は五目御飯。ゴボウ、レンコン、鶏肉、こんにゃく、油揚げ、シイタケの具沢山の。
1人では手が足りなくて、84歳の関根さんが駆けつけてくれました。
お米は「秋田こまちの里」、秋田で農家をやっている会員さんからのご寄付です。
人、物、金、たくさんの善意がいつも集まり、お母さん食堂は支えられています。

大好き!ダンボール遊び

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ボランティア7人 遊んだ子ども5人

大部屋2人、クリーンルーム1人、クリーンルームの専用廊下で2人の子どもと遊びました。

ボランティアがナースセンターで手洗いをしていると、「待ってたんだよ、早く、早く」と二人の坊やが
呼びに来ました。
看護師さんも「朝から待ってたんですよ。60数えたら来るよといったら、60を数えて待っていたんですよ」と。
そんな嬉しいことを聞いて、ボランティアもハッスル!
2人の坊やはクリーンルームがお部屋のため、廊下やプレイルームには出られません。
お部屋の前の専用廊下にマットを敷いて遊びました。
子どもたちの希望で段ボール遊びをしました。
今日は造形教室の先生、イッコさんがいらしたので、病院地下のセブンイレブンで子どもがすっぽり入るくらいの段ボールを2つもらってきて1人の坊やはお家を作りました。もう一人はロボットをつくりました。
お家作りは窓を開けて顏を出したり、ロボット君も穴をあけて腕を通したり、顔が出せるように工夫しました。
それぞれ絵の具やマジックで段ボールに絵を描いたり、塗ったりして盛り上がり、うるさいほどでした。
「今日のボランティアはどうでしたか?」「とっても楽しかったので僕からお礼をします」
坊やは白い帽子を被って、コックさんに変身し、「おいしい料理を作りました。食べてください」
「これは何ですか?」「卵焼きです。ハンバーグです」とそれぞれのボランティアの手に乗せてくれました。
「また来週も来てね」と言いながら・・・かわいい子どもたちと遊べてボランティアも楽しい楽しい時間でした。

2018年10月の「お母さん食堂」ご利用

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10月は土曜と火曜で7日開店、利用者は20人でした。
一番長い方で昨年9月に入院、短い方でもこの7月に入院です。土曜はオカズたくさん200円。火曜は簡単ランチ100円でご提供。時々ただの差し入れも。
火曜5回10人(10/2 10/9 10/16 10/23 10/30)
土曜2回10人 (10/13 10/27 )

現在ご利用の方は一番長い方で昨年9月、短い方でもこの7月に入院の方です。
ほとんどの方が小児がんや重い心臓病を抱え高度医療を必要とされる方で、乳幼児を看病されるお母さんたちにです。
食堂が土曜なので、行事や出張のため休みになることもあり平日にも簡単なランチをお運びしてます。
そんなお母さんたちからお弁当のお届けながら様々なSOSが飛び込んできます。
ご家族の背景、きょうだいへの心配ごと、ご自分の体調、子どもの病状への不安。
手紙の方は妊娠中に3歳のお子さんに付き添って数ヶ月になる方で、来週いよいよ出産のため、パパと付き添いが交代されると。妊娠中でも、24時間カーテンで仕切られた共同部屋に付き添う身重なママのこれまでの心労ははかりしれません。

食堂を通して、セッパつまった家族に出会いながら、入院中の子育て支援の貧しさを嘆くだけではなく、マスコミに訴えたり、国に働きかける行動が必要かと、思う日々です。