病気になってもいっぱい遊びたい

私達は、病院で子どもと遊ぶボランティアです。退院してからも出会いの場を大切にしています。

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第14回NPO総会開催

2018年6月17日(日)
正会員27人中、出席21人(委任状6人)をもって開催されました。
議案は29年度の活動報告・会計報告、今年度の活動計画と予算、定款の変更がありました。
議論の中心は会計です。昨年は300万の赤字を抱えて来年は貯金も底をつくところにいます。
NPOもいろいろで介護保険の事業所ように国から委託費が出るところもありますが、うちは独自に活動費を工面しなくてはいけません。
資金が底をついたら、活動自体が出来なくなります。
今後、どう資金をつないでいくか、どんな方法があるだろうかとアイデアを出し合いました。

 

後半はゲストに「お母さん食堂」を利用されたTさんをお招きして、お話しを伺いしました。お子さんがお空に帰られてまだ2か月ほどで、お悲しみのなか、気力をふりしぼってお話しして下さいました。
大学病院の大部屋で約1年半、24時間付き添う体験を初めてご本人から伺いしました。
カーテンで仕切った空間では餃子やカップラーメンなど匂いの強いものは食べられず、おならも出来ない、周囲への気兼ねもあって緊張の連続であったこと、硬くて狭い折りたたみのベッドのため寝返りも出来ず四十肩になって身体を壊し、お子さんの体位変換も思うようにしてあげられなかったと。
なかでも一番辛かったことは「親戚のお見舞いも遠のいて周囲の無関心が辛かった」と言われました。そんな中で、「お母さんの心に体に目を向け心を寄せてくれたお母さん食堂のお弁当は、本当に嬉しかったです」とお話し下さいました。
Tさんのお話を聞いて、常に緊張が絶えず自由な時間もない、食事すら思うように摂れない、眠っても疲れがとれないような環境は、看護する人の気力すら奪ってしまう過酷な状態はどんなにお辛かったかと思います。
お母さん1人が看病を一身に担うのは負担が大きすぎます。看病に当たるご家族の心身をサポートする体制の整備が急務だと思いました。
その解決の1つの方法として、遊びのボランティアの存在やお母さん食堂があるように思いました。
このようなお母さんにとって明るい光となるようにこれからも、心して活動していきたいと思いました。
総会の後は、会員が持ち寄った食事やお菓子をいただきながら、日頃会えないメンバーとの交流を楽しみました。第1週リーダー 佐藤みどり
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